鍵について知りたい方へ

ピッキングに強い鍵の種類

ID-100108299自宅など一般的に利用されている鍵はピンタンブラーと呼ばれる種類のものです。
これは非常にピッキングに弱く、1分もあれば開いてしまうと言われています。
それぞれ違う長さで切れ目の入っているシリンダーが内部についており、あの凹凸によって切れ目がちょうどみな同じ高さになることで回転ができるようになる仕組みです。
方法としては簡単に言うと回転方向に力をかけながらシリンダーをひとつずつ上下させれば、そのうち合致して回ってしまうというわけです。
今では動画サイトなどでやり方を紹介されていることもあり、危険度は昔より高いといえるでしょう。
そこで近年ではピッキングがされにくい鍵が販売されています。
代表的なものとしてはディンプルというくぼみが入っているものがあります。
これもシリンダーを使うという点では同じわけですが、数が違います。
このくぼみの数だけシリンダーが入っているため、突破が難しくなっています。
一般的なものはシリンダーが4~5ですが、これはその数倍の数が使われています。
またシリンダーも一列ではなく2次元的に配置されているのでより解錠が困難になっています。
一昔まえでは敷居の高かったカード式も増えて来ました。
賃貸住宅などではカード式に変えるのは家主との交渉が面倒ではないか、という懸念もありますが、最近では後付式のものがあります。
要するにピッキングを防げればいいというので、ドアノブ自体をカバーし、そのカバーを開けるのにカードが必要というものです。
回りくどい方法ではありますが、現状回復が簡単ですので賃貸では有効だと思います。